滝下橋緑道 （たきしたばし-りょくどう）

世田谷通り二ノ橋交差点から野川に合流するまで、500メートルあるかないかのきわめて短い緑道。

独立した川ではなく、かつて野川の流路だったところを緑道として整備されているものです。
この流路が六郷用水の一部として使われていたこともあり、時代の変遷とともに複雑な歴史を秘めた場所です。

二ノ橋交差点

世田谷通りに沿って、幅の広い舗道が続いています。

交差点の少し東で世田谷通りから分かれ、ここから単独の遊歩道が始まります。
世田谷区の緑道はいずれも自転車・バイクの乗り入れはできません。

滝下橋欄干

これがこの緑道の名前の由来。
「瀧下橋」の名の残る石の欄干が石碑のように保存されています。

橋のあったとおぼしき場所は小さな横断歩道が残るだけ。

右は農道、左は用水路。
最初は牛にでもなったつもりで道を歩いてみる。
そして水になったつもりで川を歩いてみる。
でもなぜか水路のほうが高い位置にある。

野川への合流点

滝下橋緑道はここで終わりです。

上流方向を眺めてみたところ。合流点にはけっこう大きなニシキゴイが群れていました。

野川はかつてはかなり汚染されていましたが、最近はかなり回復。水辺には多くの鳥や魚が見られます。
この川沿いは野川緑道として散策路になっています。

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