目黒川 (めぐろ-がわ)
烏山川と北沢川が三宿2丁目の東で合流して名前を変えるのが目黒川。
世田谷区内にあたるのは上流のごく一部で、長いこと暗渠として放置されていましたが、2001年初夏、「目黒川緑道」として整備され始めました。
目黒川の父と母
写真左は烏山川の最下流部分。合流直前の最終ストレート区間。
右は同じく合流点を北沢川の側から見たもの。いずれも整備される以前の撮影です。
母・北沢川
→北沢川
それまで長い期間立ち入りできなかった区域がソフト舗装とせせらぎで公園化されました。
(勝手ながらワタシは、かねてから北沢川を「世田谷の女川」であると密かに思っています)
父・烏山川
→烏山川
2001年6月下旬。緑道化される直前の烏山川。
(で、勝手ながらワタシは、かねてから烏山川を「世田谷の男川」であると密かに思っています)
合流点
ふたつの川が合流し、目黒川となる地点。ここから下流が「目黒川緑道」として整備が始まりました。
合流地点に立つ、三面の道標。脇でテレてる童子の像は‥‥なんかどこかで見た気がします。
東仲橋
2001年6月下旬現在、この橋までが緑道化されました。この下流はまだコンクリート暗渠という状態で、その続きが着工されるのは8年後のことになります。
ところでこの橋。昭和54年竣工と親柱に刻まれているんですが、目黒川が暗渠化されはじめたのはその数年後。
本来の機能を果たしたのは4年足らずという、実に短命な橋なのです。
コンクリ区間
フェンスで仕切られた、立ち入り禁止空間が続きます。
目黒区に入ると、現在は駐輪場になっています。
大橋の北側の欄干。
目黒川が高速3号線と交わるところです。右上に見えるのが高速道路の高架。
第2次リニューアル
再開され、2009年に完成した目黒川緑道の第2次リニューアル。
モニュメント化された親柱。
銘板だけは先代のを移植してきたようですが、花壇と同じ煉瓦づくりなのはコストの削減かな。(笑)
開渠な目黒川
大橋・南側
首都高速の南側。ここから川が姿を現します。
三方を固められた典型的な都市河川ですが、浄化処理された水が流されるようになって、だいぶ清潔になりました。
かつてはそばを通るだけでくさかったもの。
桜の名所
大橋以南の目黒川のほとりでは、見事な桜を見ることができます。
蛇崩川が合流
右岸から蛇崩川が合流。
ここから先は、かいつまんで紹介します。
中目黒
田楽橋。
田楽橋から見た上流と下流。
上流に見えるのは中目黒の街。
下流には目黒清掃工場の煙突が見えます。
中里橋。
目黒川はこの下流、天王州アイル(品川区東品川)の南で東京湾に出ます。
永い眠りからさめて、生まれ変わった世田谷区内の目黒川。
残されたコンクリ区間が公園化されるのはいつなんでしょうか?
しばらく目が離せなくなりました。
(この情報は、Beyanさんが「探検ノート」にお寄せくださいました)
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