“洗足流れ”
本村橋付近で合流する、ひときわ大きな支流。
上流は洗足池。
本村橋
2009年夏、護岸の改修工事が進行中。
この橋の下に口をあけているのが、洗足流れが呑川に注ぎ込む合流口。
2005年夏、改修工事前の合流口。
辿っていくと、まもなく JR在来線と新幹線の高架をくぐります。
路傍に祀られた小さな祠。
東雪谷5丁目交差点
ここから南東方向へ分かれていく小流の痕跡もあり、水路跡と道路が錯綜しています。
この交差点周辺に数年前まで残っていた二つの欄干の遺構。いずれも撤去されてしまいました。
住宅地の中を縫うように進みます。
やがて水面が姿を現します。
地元の人々の手でさまざまに整備された水路。
カルガモ親子が滞在中でした。
静かに見守ります。
外来種を持ち込まないよう呼びかける標示が出ていましたが、本来の生態系の保全を目指しているわけでもないようで、錦鯉が放流されていたりします。
地元の人たちの憩いの場になっているのは、昔から変わっていません。
やがて広い街路と一緒になりますが、ここも大きな谷筋の中心線。
街路自体にも高低差があります。
流れている水は大変きれい。もとは池の水ですから。
洗足池駅の近くで、地表に噴き出している水。
谷の上に造られた駅。
水はこのあたりをくぐってやってきます。
基礎部分をよく見ると1か所だけ石橋のような形状。
駅の北側には、不自然な車止め。
奥に見えている歩道橋の向こうが洗足池です。
洗足池
たそがれてきましたが、ここまで来たら池の北側にも行ってみましょう。
池に注ぎ込む水路が見つかります。
それもほどなく暗渠になりますが、辿っていくのは容易です。
大岡山
深い谷が東急大井町線の北側に続いています。
さらに続く谷筋の道。
水があった時代そのままに張り出した桜の木。
谷が徐々に細くなってきました。
清水窪弁財天
はっきりしたV字谷の地形。その谷頭に祀られた弁財天社。
すっかり日没ですが、お参りします。
2005年夏と 2009年初夏に訪れた際の写真をまとめました。
初めて辿ったのは、呑川沿いを歩いていて合流口を“たまたま発見”したことから。
まったく予備知識なく、地図も持っていませんでしたので、どこにどう続くのか分からない状態でした。
ぜひ明るいうちに、と期して再訪したものの、つい寄り道してしまいまたしても日没(笑)
本流も寄り道も奥の深いルートです。
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