烏山川 西谷支流 (からすやま-がわ にしのや-しりゅう)

これも古くからあった烏山川の支流のひとつです。
烏山川自体、高源院の湧水とこうした小さな流れの集合体だったといえます。

下流端

甲州街道沿いに顔を出した川跡。残念ながら中に入ることはできません。
この下流は、烏山交差点の南で出井天然水と合流していたと思われます。

断続的に

断続的に川跡を見ることのできる区間が続きます。
この写真、左はゴミの集積所になっていますが、その裏を覗くと右の写真の通り。中には入れません。

ようやく歩ける区間が出現します。これを辿ると西之谷保育園・西谷公園に行き着きます。

西谷公園

西谷保育園前にある小さな公園。
この噴水が川の源泉‥‥のわけはありませんが、川跡沿いにはこうした公園が多いのは事実です。

川跡は昭和大学附属烏山病院の裏手に続きます。

最近になってせせらぎが整備されました。（人工）

道なき道、川なき川

なんと川跡は住宅地の中に消えていきます。
庭先にマンホールがあるのが見えますが、川跡を下水として利用しているのでしょう。

上流端

民家の間に残ったわずかな路地。これが現在確認できる上流端です。
ただし、いくつか直角になっているところがありますので、現存するルートにもかなり人の手が加わっているものと思われます。

本来の烏山川、玉川上水から取水していた時代の烏山川、そしてこのような小さな支流と、「烏山川水系」はかなり複雑で、時代による変化も小さくありません。徐々に整理しつつありますが、その成果は追い追いご紹介します。

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