ねじまき鳥クロニクル

世田谷の瀟洒な住宅地、新宿の古いアパート街、閉ざされた路地、涸れた井戸。日常の中に暗黒が張り合わせになったおなじみの村上春樹ワールド。

じっさい、世田谷や新宿の裏道を少し歩いてみると、この作品に出てきそうな場所は山ほど見つかる。
残念ながら縄はしごで人が降りられる井戸というのは見つけたことがないが、愛すべき東京という都市自体、無数の野井戸のような闇を裏側に抱えている。

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